エルメス革種類選び方：人気レザーの種類を徹底解説

エルメスバッグの真髄は、その革（レザー）にあります。最高級の素材と、一人の職人が最後まで手掛ける「アトリエの哲学」が、バッグに究極の耐久性と美しさをもたらします。

まず、この記事では、人気バッグ「バーキン」「ケリー」に使われる代表的なエルメス革種類ごとの特徴を徹底解説します。さらに、あなたのライフスタイルに合った革の選び方を紹介します。これが、あなたの知りたい「エルメス革種類選び方」の全てです。

メゾン・ストーリーズ・イメージ

エルメスの人気レザーの種類と特徴

厳選されたエルメスのレザーは、きめ細かさ、発色の良さ、そして経年変化の美しさで他を圧倒します。したがって、ここでは特に人気が高く、バーキンやケリーによく使用される革を紹介します。

（正式なケア方法については、エルメス公式サイトのレザーケアページをご確認ください。）

トゴ（Togo）：
- 特徴: 仔牛のレザーで、型押し加工が施されています。深みのある自然なシボ（型押し模様）が特徴的です。
- 魅力: 傷や水に強く、耐久性に優れています。型崩れしにくいため、日常的に使う方に最も人気があります。その結果、初めてのバーキンにも選ばれやすい定番中の定番です。
エプソン（Epsom）：
- 特徴: プレス加工によって施された細かく規則正しい型押しが特徴です。トゴよりも軽量で、かっちりとした硬めの質感です。
- 魅力: 傷や摩擦に強く、型崩れしにくい点が最大の強みです。また、発色が非常に良く、鮮やかなカラーを選ぶ際に人気があります。
クレマンス（Clémence）：
- 特徴: 雄仔牛のレザーで、トゴよりも大きく、柔らかいシボが特徴です。ややマットな質感で、しっとりとした手触りです。
- 魅力: 柔らかな手触りと、使い込むほどに馴染む風合いが魅力です。ただし、水にはやや弱い点に注意が必要です。大きめのバッグに選ばれると、そのドレープ感が際立ちます。

ボックスカーフ（Box Calf）：
- 特徴: 仔牛革の表面をガラス加工などで平らに整え、光沢を出したクラシックなレザーです。
- 魅力: 非常にきめ細かく、美しい光沢が特徴です。ケリーのオリジナルモデルにも使われた、最も歴史ある素材です。しかしながら、水濡れや傷が目立ちやすいという側面もあります。
ヴォー・エヴァーカラー（Veau Evercolor）：
- 特徴: 比較的新しいレザーで、光沢を抑えたマットで柔らかい質感が特徴です。
- 魅力: 鮮やかな色合いが美しく、傷が目立ちにくい加工がされています。

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バーキンやケリーのなかでも、圧倒的な希少性と資産価値を誇るのがエキゾチックレザーです。

クロコダイル（Crocodile）：
- 種類:
  - ポロサス（Porosus）：シンガポール産で、最も希少で高価なクロコダイルです。細かく均一な腑（模様）が特徴です。
  - ニロティカス（Niloticus）：ナイル川周辺産です。腑が大きめで、ポロサスに次ぐ高級素材です。
- 仕上げ:
  - リセ（Lissé/光沢）：表面に光沢を持たせる仕上げで、パーティーシーンなどで映えます。
  - マット（Mat）：落ち着いた質感の仕上げで、傷が目立ちにくく、近年人気が高まっています。
アリゲーター（Alligator）：
- 特徴: アメリカ産で、腑の模様がワニ革の中では最も大きく個性的です。
リザード（Lizard）：
- 特徴: トカゲ革で、小さく繊細な腑が特徴で美しい光沢があります。小ぶりなケリーや財布によく使われます。

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どのエルメス革種類を選ぶかは、バッグを使うシーンと求める質感によって決まります。

シーン/重視点	おすすめのレザー	理由
デイリーユース・耐久性	トゴ、エプソン	傷や型崩れに強く、経年変化も楽しめます。
フォーマル・クラシック	ボックスカーフ	エルメスの伝統を感じさせる光沢と質感です。
柔らかい質感・カジュアル	クレマンス	しっとりとした手触りと、自然なシボの風合いが魅力です。
究極のステータス	クロコダイル、アリゲーター	入手困難な希少素材であり、資産価値も非常に高いです。

厳選されたエルメスの革は、実際に一度手に取るとその違いがわかります。

最高級の革を選ぶことは、バッグの美しさを長く保ち、次の世代へと「価値を継承する」ことにつながります。

エルメス（HERMÈS）公式サイトはこちら
（公式URL：https://www.hermes.com/jp/ja/）

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